コーヒーを飲んだのに授業で寝てしまう理由

~~~朝~~~
寝不足で全然頭働かない・・・せや!コーヒー飲も!
カフェイン摂取で元気100倍や!
~~~授業中~~~
すやすや😪
このような経験はありませんか?
せっかくコーヒーを飲んだのに、眠くなってしまう原因は何なのでしょうか?
この記事では
コーヒーを飲んで眠くなくなるメカニズム
コーヒーを飲んだのに眠くなる原因
効果的なコーヒーの飲み方
を紹介します。
なぜコーヒーを飲むと目が覚めるの?
人の体でエネルギーを作るとき、アデノシンという物質が放出されます。
このアデノシンが脳内のレセプターという部分に結合し、作用することで眠くなります。
コーヒーを飲むと眠くなくなるのには、コーヒーに含まれる「カフェイン」という物質が大きくかかわっています。
このカフェインはアデノシンがレセプターと結合するのを邪魔するのです。
これによってアデノシンはレセプター結合できなくなり、眠くなくなるのです。
コーヒーを飲んだのに眠くなる原因
原因その1:コーヒーを飲むのが遅いから
先ほど解説したように、コーヒーを飲むことでカフェインがアデノシンとレセプターの結合を邪魔することで眠くなくなります。
つまり、カフェインはアデノシンとレセプターが結合するまでに脳内にたどり着かなければなりません。
つまり、眠くなる前にコーヒーを飲まないと、効果が出る前に力尽きてしまうんです。
これが原因で、朝コーヒーを飲んできたのに1限の授業で寝てしまうのです。
原因その2:コーヒーに耐性ががついている
カフェインをとり続けると、カフェインに対する耐性がだんだんついて行きます。
具体的には新たなレセプターができて、そこにアデノシンが結合することで眠くなります。
しかし、コーヒーが効きにくくなると当然コーヒーを飲む量も増えます。すると、新しくできたレセプターもカフェインに埋められてしまいます。
そうなると、カフェイン中毒になり、頭痛や吐き気などの症状がでてしまいます。
ちなみに、1日にとるカフェインは大体400mg(缶コーヒー2~3杯ぐらい)までがいいと言われています。
飲み過ぎには十分注意しましょう!
原因その3:体が温まるから
暖房がついた部屋にいると眠くなってしまいますよね。
体が温まると、副交感神経という休息を促す自律神経が働き、眠くなってしまうんです。
温かいコーヒーを飲むと体温があがり、眠くなってしまうのです。
効果的なコーヒーの飲み方
先ほど解説したように、眠くなってからコーヒーを飲んでもあまり効果がありません。むしろ、ホットコーヒーの場合からだが温まって眠くなってしまいます。
つまり、眠くなる前にカフェインをとることが最も効果的だと言えます。
朝起きてすぐ飲むのが一番ですかね。
また、夜更かしなどで寝不足のときはコーヒーの効きが悪くなります。
そういうときは、コーヒーを飲んでから少しだけ眠るとスッキリできます。
先ほど解説したように、カフェインを過剰に摂取するとカフェイン中毒になってしまい、作業効率を上げるつもりが、逆に非効率になってしまいます。
飲み過ぎには十分注意しましょう!
参考
「暖かくなると眠くなるのはなぜ? 」(https://www.covez.jp/blog/yokohama_tsunashima/message/11_26151115.html)
「カフェインはどのようにして私達を覚醒させるのか?―ハナン・カシム」(https://www.youtube.com/watch?time_continue=5&v=foLf5Bi9qXs&feature=emb_title)